近年、ファッションブランドは"ブランド至上主義”が続き、工場を持たない「ファブレス」ブランドが散在しています。
それらは流行性に囚われ、デザインがただ消費され同質化を免れません。そこに危機感を感じた我々は、創業地である埼玉県に自社工場を開設いたしました。

我々の目指すブランドと工場の関係性は、"ファクトリーブランド"ではなく、"ブランドファクトリー"です。
デザイナーの哲学が技術者まで浸透している上で、品質の担保ができる、ブランド発の工場であることです。
ファブレス（工場を持たないブランド）ではなく、マニュファクチュール（一貫生産体制）で製品の品質を担保できるブランドのアイデンティティに沿ったものづくりを行っています。

手から生まれる価値
アリストテレスの言葉
”The hand is the tool of tools.” (手は道具の道具である。)

この言葉は、私たちのものづくりの真髄を象徴しています。
手は単なる器官ではなく、創造と進化の象徴。

私たちの工場では、その手でさまざな道具を駆使し、知識・技能・感性を学び、そこで培われた卓越した技術を世界へ向けて表現し、次の世代へ繋いでいきます。

そこから生まれるのは、ただの衣服ではなく、歴史と現在と未来が交差する芸術品なのです。